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関数に関して

対象環境

Webブラウザ;ネイティブアプリ(iOS,Android)

対象プラン

全プラン

概要

Clickでは、インプットエレメントやテキストエレメントへの入力、またはデータベースの作成や更新において、関数を用いたデータ処理ができます。

インプットエレメントやテキストエレメントでの関数の使い方

インプットエレメントの”初期値”の設定で”変数を追加”をクリックし、”カスタム関数”を選択します。
初期値に”計算式の挿入”と表示されます。
”計算式を挿入”をクリックすると、さらに中身の詳細を設定することができます。 ここでまた、”変数を追加”をクリックします。 ”関数”を選択して表示される関数のリストから使用したい関数を選択すると、関数が入力されます。
 

データベースの作成や更新での使い方

データベースの作成や更新のアクションフロー設定にて、関数を設定したい項目の”変数を追加”をクリックして”関数”を選択します。

Clickで利用できる関数の種類

RAND(a,b)

意味:a以上b未満のランダムな整数を返します(毎回変わります)。
使いどころ:くじ引き・抽選・乱数によるテストデータ作成など。
入力        出力例(毎回変わる) RAND(0,100)     72(例1) RAND(1,6)     3(例2:サイコロの目のように) RAND(100,1000) 256(例3:3桁の数字をランダムに生成する)

INT(a)

意味:小数点以下を切り捨てて、**整数(より小さい方向)**にします。
使いどころ:整数だけ必要なとき、たとえば「1日あたりの処理数」の概算など。
入力   出力 INT(-1.5)  -2(例1) INT(4.9)  4(例2) INT(2.05)  2(例3)

FLOOR(a,b)

意味:指定された倍数(b)のうち、入力値(a)以下の最大の数に切り下げます。
使いどころ:金額や時間などで「○○円単位」「5分単位」などに揃えたいとき。
入力        出力 FLOOR(-1.5)     -2(例1)*倍数を省略した場合は1になります FLOOR(7.9, 1)      7(例2) FLOOR(12.3, 0.5) 12.0(例3)

ROUND(a, b)

意味:数値aの小数点以下を、小数点第b位で四捨五入します。
使いどころ:金額や成績の表示など、小数をきれいに揃えたいとき。
入力 出力 ROUND(123.456, 2) 123.46(例1) ROUND(5.555, 2) 5.56(例2) ROUND(7.874, 1) 7.9(例3)
サンプルアプリ シンプルな抽選アプリ https://manual.click.dev/1060b1af87434ae6a0bc3edfdb1aa11f

ABS(a)

意味:数値aの**絶対値(符号を外した値)**を返します。
使いどころ:差や誤差を扱うとき、「大きさ」だけ知りたいとき。
入力 出力 ABS(-2) 2(例1) ABS(5) 5(例2) ABS(-0.7) 0.7(例3)

SQRT(a)

意味:数値aの**平方根(√)**を返します。
使いどころ:面積から辺の長さを求めるときや、統計の計算など。
入力 出力 SQRT(5) 約 2.236(例1) SQRT(9) 3(例2) SQRT(0.25) 0.5(例3)

LOG(a,b)

意味:数値aに対して底がbの対数を返します。 「bを何回かけたらaになるか?」という値。
使いどころ:データのスケールを調整したり、指数的増加の分析などに使います。 特に情報理論やIT系(ビット数の計算など)でよく使います。
入力 出力 LOG(128,2) 7(例1:2の7乗) LOG(1000,10) 3(例2:10の3乗) LOG(81,3) 4(例3:3の4乗)
 
最終更新日:2025/08/19